二十四日午前、栂尾高山寺に赴く。境内の石水院は、
明恵(みようゑ)上人の住みたまひしところなれば、清
瀧川の谷をへだてて深瀬山に対し、幽邃きはまりなし
唖蝉も来て聴聞す明恵伝
明恵上人つたへける茶の夏茶碗
『蓬壺』 |
西明寺は紅葉の名所

京都 栂尾高山寺
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恋に疲れた 女がひとり
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大島つむぎに つづれの帯が
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影を落とした 石だたみ
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京都 栂尾高山寺
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恋に疲れた 女がひとり
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高山寺の参道に水原秋桜子の句碑があった。

ひくらしやここにいませし茶の聖
昭和34年(1959年)11月21日、『馬酔木』同人桂樟蹊子建立。
水原秋桜子は句碑の除幕式に参列した。
高山寺
散紅葉鳥獣絵巻かくれなし
香焚いておろす蔀や山紅葉
『旅愁』 |
『秋櫻子句碑巡礼』(久野治)によれば、第7番目の秋桜子句碑である。
高山寺に「日本最古之茶園」がある。
鎌倉時代初期、臨済宗の開祖栄西は宋から茶の種をもって帰国した。それを授けられた高山寺の開祖明恵は栂尾の地に植えたそうだ。
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北山杉の間の参道

昭和37年(1962年)7月15日、高浜年尾は高山寺で京都ホトトギス会。
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七月十五日 京都ホトトギス会 栂尾高山寺
峠越え来れば涼しき峡となる
木下闇高くうつろを為しゐたり
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