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「神護寺」 古義真言宗。和気清麿(七三三−七九九)が河内の地に創建したるを、天長元年(八二四)この地に移し、空海もここに住みたることあり。寿永元年(一一八二)文覚これを再興せり。 |

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高尾神護寺に登り、名高き大般若経を見る 経巻の金描浄土ほとゝぎす 夏蝶も紺紙金泥の経ならむ
『蓬壺』 |



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二十八日高尾神護寺にいたる あきやま の みづ を わたりて いまだしき もみぢ の みち を わが ひとり ゆく |

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「いまだしき」 紅葉の鑑賞にはやや早かりしなり。槙尾の西明寺、栂尾の高山寺に、この高尾の神護寺を加へて、「三尾」とて観楓の名所とせらる。 |

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高雄山地蔵院といへるに一夜やどりて、 八重山やあしたの紅葉露深き
「春秋菴白尾居士記行」 |

