春秋庵に武野行脚のるすをへて |
|||||||||||||||
むさし野や菊を心の日やり旅 | 春鴻 |
||||||||||||||
挟山越けんころもとふ月 | 白雄 |
||||||||||||||
冬ちかみしらふの鷹の餌に倦て | 重厚 |
||||||||||||||
軒なる橿の雨をふくみし | 呉水 |
||||||||||||||
蒸々と茶莚はこぶ門の朝 | 柴居 |
||||||||||||||
土竜のあげし土をふみふみ | 斜月 |
重厚入道に隨身して蝦 |
|||||||||
夷まつ前にわたるとき |
|||||||||
縦横に草鞋ふみけり露時雨 | 夜來 |
三月五日 |
||||||
一すりもの入一通 義仲寺重厚 四月二日とゞく |
歌は出雲八重かき、連歌は甲斐の |
酒折の社、俳諧は筑紫高良山に |
桃青霊神いまして永く風流のみちを |
守護し玉ふ |
今よりはぬさともならん枯尾花 |