芭蕉の句
百歳の気色を庭の落葉哉
出典は「真蹟画賛」。
元禄辛未十月、明照寺李由子宿
当寺この平田に地を移されてより、已に百歳に及ぶとかや。御堂奉加の辞に曰く、「竹樹密に、土石老いたり」と。誠に木立もの古りて殊勝に覚え侍りければ
百歳の気色を庭の落葉哉
『韻塞』(李由・許六共編)に収録されている。
李由は本名河野通賢。光明遍照寺第十四世住職亮隅。
明照寺山門
元禄4年(1691年)9月28日、芭蕉は膳所義仲寺を後にして東下の旅に出る。
10月、彦根市平田の浄土宗光明遍照寺で詠まれた句。
元禄4年(1691年)11月5日の曲水宛書簡にある。
珍夕も親のごとくにつかへ申、いづれも名残をしみ、おとゝしの春深川を出る時に似申候。何事にも御なつかしく、公御一人御缺被レ成、無興のみに御座候間、幻住庵の一冬とみづからにもねがひ申候。人々もすゝめられ候。
百年の気色を庭の落葉哉
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