芭蕉の句


川上とこの川下や月の友

出典は『続猿蓑』

元禄6年(1693年)秋、深川の五本松で詠まれた句。

   深川の末、五本松といふ所に船をさして

川上とこの川下や月の友

『泊船集』には「この川下と」とある。

『句選年考』に「按ずるに葛飾の素堂を思ふにや」とある。

岩手県北上市の観音堂

宮城県石巻市の八雲神社

茨城県大子町の観音堂

栃木県小山市の乙女不動尊堂

群馬県大泉町の高徳寺、玉村町の角渕八幡宮

 みなかみ町の茂左衛門地蔵尊、藤岡市の県道沿い

埼玉県深谷市の歓喜天

東京都江東区の芭蕉記念館史跡展望庭園

長野県木島平村の玉滝不動尊、中野市の八王子神社

 伊那市の天竜川棚立

石川県志賀町の富来八幡神社

高知県香美市の大川上美良布神社に句碑がある。

観音堂の句碑



八雲神社の句碑



高徳寺の句碑
   
県道沿いの句碑
   
茂左衛門地蔵尊の句碑

   

   


江東区芭蕉記念館の句碑



大川上美良布神社



柳津町の円蔵寺庫裏の庭に句碑はあるが、立ち入り禁止。

 『はせをつか』(楓幻亜編)に「月 冢 同厩橋大渡 芳山ゝ 川上と此川下や月の友」とあるが、現存しない。

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