芭蕉の句碑


川上とこの川下や月の友

志賀町八幡に富来八幡神社がある。


富来八幡神社


「はちまん」ではなく「やわた」である。

御祭神は誉田別命・仲哀天皇・息長帯姫命。

天平勝宝2年(750年)の草創と伝えられるも、不詳。

社殿の左手に芭蕉の句碑があった。


川上とこの川下や月の友

出典は『続猿蓑』

元禄6年(1693年)秋、深川の五本松で詠まれた句。

旧暦の8月朔日、志賀町富来では冨木八朔祭礼が開催されていた。

 昔、男神が増穂浦に流れ着き、住吉神社の女神と夫婦になったが、増穂浦の荒波が怖くなり、男神は冨木八幡神社に移り住んだ。以来、住吉神社の女神の元へ男神を御輿で賑々しく運ぶのが冨木八朔祭礼の由来だそうだ。

芭蕉の句碑に戻る