芭蕉の句
初しぐれ猿も小蓑をほしげ也
『猿蓑』(去来・凡兆共編)冒頭の句。
元禄2年(1689年)9月下旬、芭蕉46歳の作。
『卯辰集』には「伊賀へ歸る山中にて」と前書きがある。
芭蕉が『奥の細道』の旅を終え伊勢へ足をのばした後、故郷上野へ帰る途中に伊賀街道の長野峠で詠んだものとされている。
土芳稿『芭蕉翁全傳』に「○五百里ノ旅路ヲヘテ、アツカリシ夏モ過、かナシカリシ秋モクレテ、古里ニ冬ヲ迎ヘ、山家ノ時雨ニアへバ、」とある。
立冬の比、伊賀の長尾峠を越て奈良に赴給ふ。
初時雨猿も小蓑をほしげなり
長者山の句碑
諏訪神社の句碑
もてなし広場の句碑
文殊寺の句碑
顕妙寺の句碑
普談寺の句碑
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法音寺の句碑
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薫的神社の句碑
埼玉県熊谷市の常光院に「初しぐれの巻」の連句碑がある。
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