芭蕉の句

花咲て七日鶴見る麓哉
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貞亨3年(1686年)3月20日、鈴木清風の江戸の屋敷で開かれた歌仙の発句。 |
| 三月廿日即興 |
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| 花咲て七日鶴見る麓哉 | 芭蕉 |
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| 懼(おぢ)て蛙のわたる細橋 | 清風 |
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「花七日といわれる花盛りの七日の間、やはり一所に七日留まるという鶴をながめることができて、この麓の眺めはまことにたのしいことだ」の意。 清風に対しての挨拶のこころが籠められているものと見なければならない。「鶴」に清風をたとえたとも見られるが、それより清風の仮寓を訪ね、その静閑を賞したものとみた方がおもしろい。清風(尾花沢出身)の脇には田舎出のおのれを卑下した感がうかがわれる。 『一橋』(貞亨三年・清風編)・『蕉翁句集』・『同草稿』・『宝の槌』にある。「貞享丁卯詠草」をはじめ真蹟五種があり、真蹟を模刻した『花声集』等にも見える。上五の後半、諸本「咲て」と表記するが、。「貞享丁卯詠草」は「さゐて」と判読される。『一橋』は歌仙の発句として掲出、脇は「懼(お)ぢて蛙のわたる細橋―清風」。『水の友』には上五「華ざかり」、『芭蕉句選』には上五・中七」「鶴下りて七日花見る」とあるが、誤りであろう。『一橋』・「貞享丁卯詠草」にあるので、貞亨三年三月二十日の作。 |
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青森県黒石市の法眼寺 宮城県仙台市の榴岡天満宮 長野県中野市の高齢者若者活性化センター 新潟県村上市の石船神社 兵庫県高砂市の加茂神社 愛媛県西条市の石鎚神社に句碑がある。 |





