昔の温泉
宇奈月温泉「宇奈月ニューオータニホテル」
燕温泉から上信越自動車道上越JCで北陸自動車道へ。北陸自動車道黒部ICから黒部川に沿って県道13号で宇奈月温泉へ。 |
宇奈月温泉は黒部峡谷は入ること7Kmの黒薙(くろなぎ)泉源より木管で引湯している。 |
昭和5年(1930年)12月30日、与謝野寛・晶子夫妻は宇奈月温泉へ。延對寺別館で越年。昭和6年(1931年)1月2日、金沢へ。 |
あさ六時雪滑り木を肩にする男女と入りし越の雪滑り 橇かよひ子等雪滑りしありける雪滑りの湯の一筋の道
「深林の香」 |
昭和8年(1933年)11月1日、与謝野晶子は再び宇奈月温泉訪れ、延對寺別館に2泊している。3日富山、5日高岡へ。 昭和14年(1939年)6月10日、高浜虚子は宇奈月温泉延対寺へ。 |
六月十日。昨夜、夜汽車にて上野を発す、朝六時八分三日市著、 直ちに黒部鉄道にて宇奈月に行く。延対寺泊り。蓬矢知事東道。 供華のため畦に芍薬つくるとか 立山の夏かげの皺凡ならず 夏山の剣といふは美(く)はし山 蜃気楼と立山とあり魚津よし |
昭和28年(1953年)10月26日、水原秋桜子は宇奈月温泉延対寺荘に着く。 |
十月二十六日夜、宇奈月温泉延対寺荘着 前山の漆屏風に天の川 二十七日、快晴 夜明くれば巌屏風にて薄紅葉 残月はいづこぞ巌の立ち隠す
『帰心』 |
「宇奈月ニューオータニホテル」は宇奈月温泉最大の宿泊施設。お風呂の写真など撮れない。 |
昭和42年(1967年)6月3日、高野素十は宇奈月で北陸芹大会。 |
同三日 北陸芹大会 宇奈月 さとのや 雪国の篠の子といふものありし
『芹』 |
平成27年(2015年)3月14日、「宇奈月ニューオータニホテル」は「宇奈月杉乃井ホテル」に。 |