暮て外宮に詣侍りけるに、一ノ華表(とりゐ)の陰ほのくらく、御燈(みあかし)処々に見えて、「また上もなき峯の松風」身にしむ計、ふかき心を起して、
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みそか月なし千とせの杉を抱あらし
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貞亨5年(1688年)2月、芭蕉は再び伊勢神宮を参拝している。
伊勢山田
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何の木の花とはしらず匂哉
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裸にはまだ衣更着の嵐哉
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元禄2年(1689年)9月6日(陽暦10月18日)、芭蕉は伊勢の遷宮を拝みに大垣から舟で二見に向かった。
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旅の物うさもいまだやまざるに、長月六日になれば、伊勢の遷宮おがまんと、又舟にのりて
蛤のふたみにわかれ行秋ぞ
『奥の細道』 |
9月10日に内宮の遷座式、同13日に外宮の式が行われた。結局芭蕉は内宮の式には間に合わず、外宮の式を拝した。
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内宮は事をさまり、外宮の遷宮にはせつき給ひ、
たふとさにみなおしあひぬ御遷宮
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元禄7年(1694年)9月、其角は外宮に参拝している。
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外宮 近く拜まれたまへば
日は晴れて古殿はきりの鏡かな
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元禄11年(1698年)5月末、岩田涼莵は江戸へ旅立つに当たり、伊勢神宮に参詣している。
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外宮
凉しさのまことは杉の梢なり
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嘉永6年(1853年)5月8日、吉田松陰は江戸に行く途中、外宮に参詣している。
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山田に至る。外宮に詣で、足代權太夫を訪うひ、談話之を久しうす。
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内宮は駐車場が一杯で、停められなかった。
2010年〜三 重〜
