芭蕉の句碑『奥の細道』


田や麦や中にも夏のほととぎす

那須神社から国道461号(日光北街道)で黒羽の「芭蕉の館」に向かう。


 昭和61年(1986年)、黒羽では「芭蕉の里くろばね」のキャッチフレーズを定めて、「まちづくり」をしている。

 「芭蕉の里くろばね案内図」に「句碑めぐり@〜I」として、句碑のある場所が書いてある。

そのうちE〜Hの4つの句碑は「芭蕉の館」周辺にあるようだ。

「芭蕉の館」の駐車場に車を停めると、入り口に句碑があった。


田や麦や中にも夏のほととぎす

この句は『奥の細道』にはない。

元禄2年(1689年)4月7日(陽暦5月25日)、黒羽桃雪亭で詠まれた句。

『俳諧書留』に次のように詞書がある。

 白河の関やいづことおもふにも、先づ、秋風の心に動きて、苗緑に麦あからみて、粒々に辛きめをする賎がしわざも目に近く、すべて春秋のあはれ、月雪のながめより、この時はやや卯月のはじめになん侍れば、百景一つをだに見ことあたはず。ただ声をのみて筆を捨つるのみなりけらし。

『奥細道拾遺』俳諧一葉集』には「中にも市の」とある。

『茂々代草』に「麦や田や」とある。

鶴鳴くやその声に芭蕉破れぬべし」の句碑へ。

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