俳 人
寺崎方堂
神戸で「羅月吟社」を主宰。無名庵十八世。
明治23年(1890年)、神戸に生まれる。
昭和6年(1931年)4月8日、西尾其桃は和歌山白浜で客死。方堂は其桃を無名庵十七世と追号。無名庵十八世となる。
昭和8年(1933年)、宮中献納俳句で第一席に入選。
昭和11年(1936年)4月、「羅月吟社」芭蕉の句碑を建立。寺崎方堂書。
蝸牛角ふりわけよ須磨明石
昭和22年(1947年)、俳諧誌『正風』を創刊、主宰。
昭和27年(1952年)8月、芭蕉の句碑を建立。寺崎方堂書。
たふとがる涙やそめて散る紅葉
昭和32年(1957年)、『正風』100号記念に芭蕉の句碑を建立。
から崎の松は花より朧にて
大津市の「龍ヶ丘俳人墓地」に墓がある。
無名庵第十八世方堂
昭和42年(1967年)秋、正風十八世方堂師三年祭記念に方堂の句碑を建立。
御題のうたを拝して
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洋々と年の朝しおたゝえけり
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滋賀県大津市の義仲寺に方堂の句碑がある。
むべ三顆翁を祀るけふにして
大津市の芭蕉道統歴代句碑に方堂の句がある。
今日よりぞ椎の葉かげの枝蛙
可児市の可成寺に方堂の句碑があるようだ。
天文の武威松杉のしくれては
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