芭蕉の句


夏草や兵どもが夢の跡

出典は『奥の細道』。

 元禄2年(1689年)5月13日(新暦6月29日)、平泉の高舘で詠まれた句。

三代の栄耀一睡の中にして、大門の跡は一里こなたに有。秀衡が跡は田野に成て、金鶏山のみ形を残す。先高館にのぼれば、北上川南部より流るゝ大河也。衣川は和泉が城をめぐりて高館の下にて、大河に落入。康衡等が旧跡は衣が関を隔て南部口をさし堅め、夷をふせぐとみえたり。偖も義臣すぐつて此城にこもり、功名一時の叢となる。国破れて山河あり。城春にして草青みたりと笠打敷て、時のうつるまで泪を落し侍りぬ。

夏草や兵どもが夢の跡

『奥の細道』

 岩手県奥州市の東北自動車道前沢SA、平泉町の高舘毛越寺に新旧2基

 栃木県鹿沼市のあわの城山公園

 群馬県高崎市の箕輪城跡

 埼玉県本庄市の実相寺

 神奈川県鎌倉市の六地蔵

 岐阜県大垣市の貴船橋

 愛知県岡崎市の西光寺

 滋賀県栗東市のコミュティセンター大宝前

 山口県下関市の大国神社

 香川県高松市の屋島寺に句碑がある。

前沢SAの句碑



毛越寺の句碑


   


あわの城山公園の句碑
   
箕輪城跡の句碑

   


西光寺の句碑



大国神社の句碑



平泉には英訳碑もある。

The summer grass-
It is all that's left
of ancient warriors dreams



The summer grass-
It is all that's left
of ancient warriors dreams



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