芭蕉の句碑

『奥の細道』 〜東北〜


夏草や兵どもが夢の跡

花巻温泉に行くのに、平泉の中尊寺に立ち寄らないわけにはいかない。

東北自動車道平泉前沢ICから国道4号(奥羽街道)に入る。


衣川を渡ると、中尊寺。

中尊寺に行ったのは、30年以上前のこと。ほとんど覚えていない。

 元禄2年(1689年)5月12日(新暦6月28日)、芭蕉と曽良は一関に到着。翌日平泉にやって来た。

 国破れて山河あり、城春にして草青みたりと、笠打敷て、時のうつるまで泪を落し侍りぬ。 夏草や兵どもが夢の跡

金色堂


鉄筋コンクリートの鞘堂に覆われている。

 兼て耳驚したる二堂開帳す。経堂は三将の像をのこし、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す。七宝散うせて、珠の扉風にやぶれ、金の柱霜雪に朽て、既頽廃空虚の叢と成べきを、四面新に囲て、甍を覆て風雨を凌。暫時千歳の記念とはなれり。 五月雨の降のこしてや光堂

 芭蕉の句碑を探すが、見当たらない。金色堂の側にある土産物店で芭蕉の句碑の拓本を売っていた。句碑はどこにあるのか、聞いてみると、「五月雨の降り残してや光堂」の句碑は鞘堂の側にあるということだ。写真を撮るには、拝観料800円を払わなくてはいけないので、あきらめる。

駐車場近くのお店のわきに「夏草や兵どもが夢の跡」の英訳碑があった。



The summer grass-
It is all that's left
of ancient warriors dreams

新渡戸稲造(にとべいなぞう)による英訳だ。

 新渡戸稲造は五千円札の顔。盛岡市に生まれ。東京女子大学初代学長。花巻には花巻新渡戸記念館がある。

須川温泉に向かう。

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