千明に著く。赤城、榛名のすぐに見える部屋に通され
て、早速温泉にとび込む。鉄色した温泉がすぐに手拭を
赤ちやけさしてしまつた。私達がたのしく夕食を食べて
ゐる頃も又一団のお客が著いたらしく騒がしさが起つた。
重ね著る宿の浴衣に皆似たり
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日帰り入浴は1時間で1,000円。
仁乃湯(めぐみのゆ)

水深は約1メートル。湯量はたっぷり。
伊香保のお湯は鉄分を多く含んで、茶褐色をしてる。
源泉名は総合湯(混合泉)。
泉質はカルシウム・ナトリウム−硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(中性低張性温泉)。PH6.4。
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泉温は40.9℃。浴槽は41℃というから加熱しているのだろう。
露天風呂は14時からのはずだが、14時30分からだと言われ、入れなかった。
昭和14年(1939年)5月6日、与謝野晶子は伊香保温泉に遊び、「千明仁泉亭」に泊まっている。
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夜のさびし伊香保の町の流水の調子に秋の雨のそぐはず
湯の川へ温泉町の裏岸が秋の夜すがら落す水音
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昭和46年(1971年)、水原秋桜子は「千明仁泉亭」を訪れている。
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伊香保、千明 二句
山椒喰に明けぬとしるす欲泉記
かさなれる岨に躑躅の岨ひとつ
『緑雲』 |
「千明仁泉亭」から見る空

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