2005年群 馬

伊香保温泉〜万葉の歌碑〜
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水沢観音から県道33号渋川松井田線に戻り、伊香保温泉へ。


 今日は「千明仁泉亭」のお風呂に入ろうと思うが、「千明仁泉亭」の日帰り入浴は12時から、ただし露天風呂は14時から。

露天風呂に入れる時間にはまだ早い。

「千明仁泉亭」の先の路地を入ると、句碑があった。


引鶴の天地を引きてゆきにけり  照敏

 平井照敏は1931年生まれ、詩人として出発。1960年頃から加藤楸邨に師事、『寒雷』編集長を経て、1974年、主宰誌『槇』を創刊。

 引鶴(ひきづる)は春の季語、3月上旬頃、北へ引き揚げて帰る鶴のこと。雄大な句である。

伊香保ロープウェイ「不如帰」駅前に「文学の小径」がある。

万葉の歌碑


伊香保ろ乃そひの榛原吾可衣尓つき寄らし毛よ非多と思遍者

萬葉集巻14東歌3435番

これでは読めない。

解説にはふりがなが付いていた。

伊香保ろ乃(の)そひの榛原(はりはら)吾可衣尓(わがきぬに)

   つき寄らし毛(も)よ非多(ひた)へと思遍者(へば)

万葉仮名でも書いてあった。

伊可保呂乃 蘇比乃波里波良 和我吉奴尓 都伎与良之母与 比多敞登於毛敞婆

意味も書いてある。

 伊香保の山ぞいにある榛原(はりはら)の榛(はり)の実は、私の着物にとても染めつきが良い(相性が良い)、これは私の着物が一重物だからと詠んでいるのであるが、同時に私が恋しい人を想うひたむきな気持ちと相性の良さの2つをかけて詠んだ歌。

万葉の歌碑に解説があるのは有り難い。

女郎花(おみなえし)が咲いている。


2月に来た時は万葉の歌碑も雪に埋もれていた。

山並みが見える。


 左から十二ヶ岳(標高1,201m)、中ノ岳(標高1,188m)、小野子山(標高1,208m)。

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