鳴子温泉郷は開湯1100余年の歴史を持ち、鳴子温泉・東鳴子温泉・川渡(かわたび)温泉・中山平温泉・鬼首温泉の5つ温泉から成る。その中心地は言うまでもなく鳴子温泉で、秋保温泉(宮城)、飯坂温泉(福島)と並んで「奥州三名湯」のひとつ。 |
元禄2年(1689年)5月15日(陽暦7月1日)、芭蕉は尿前の関に向かう途中で鳴子温泉を通っている。 |
元禄9年(1696年)、天野桃隣は小黒崎・水の小島から鳴子温泉を通っている。 |
「ねまりこ」とは何か、尋ねてみると、「ねまる」とは「すわる」ことだという。『広辞苑』には「くつろいで居る。楽にすわる。」とある。なるほど、ねまりこの宿「ますや」は「くつろぎが心に残る旅のお宿」だそうだ。 |
泉質は含硫黄−ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉)。旧泉質名は含芒硝食塩−硫黄泉と書いてあった。 「硫黄泉」といっても、白濁しているわけではなく、緑がかっている。源泉名は「うなぎ湯」で、泉温は100℃ということだ。 |
こちらの泉質はナトリウム−塩化物−硫酸塩泉らしい。旧泉質名は含芒硝-食塩泉。 |
「ねまりこの宿ますや」の前に共同浴場「滝の湯」があって、宿泊者は入湯券がもらえる。 |