鶏足山宝幢院金倉寺は天台寺門宗別格本山、四国八十八箇所霊場第76番霊場である。
宝亀5年(774年)、円珍の祖父和気道善が等身の如意輪観音堂を創建したことに始まる。当初は道善寺と呼ばれていた。
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延長6年(928年)、金倉の郷をとって金倉寺と名を改める。
金倉寺の門前に芭蕉の句碑があった。

名月や門にさし来る汐かしら
出典は『三日月日記』。
元禄5年(1692年)8月15日、新芭蕉庵の名月を詠んだ句。
『泊船集』には「名月や門にさし込潮かしら」、『芭蕉句選』に「名月や門へさし來る汐かしら」とある。
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明治16年(1883年)、芭蕉二百年祭記念に建立。
金堂(本堂)

本尊は薬師如来。
慈覚大師作と伝えられる。
大師堂

大師堂の左手に乃木大将の像があった。

明治31年(1898年)10月3日、乃木将軍は善通寺第十一師団の初代師団長に補任され、金倉寺に寓居した。
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大正11年(1922年)、建立。
乃木将軍が過ごした部屋は現在も客殿として利用されているそうだ。
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