2005年〜静 岡〜
旧木造温泉旅館東海館
〜伊東市指定文化財〜
昭和3年(1928年)、「東海館」開業。 平成9年(1997年)、廃館、その後伊東市に寄贈。 平成11年(1999年)3月、文化財に指定。 平成13年(2001年)7月26日、観光施設となる。 |
徳川家康の外交顧問三浦按針(ウイリアム=アダムス)は、伊東で日本初の洋式帆船を建造した。 |
寛政4年(1792年)、小林一茶は伊東新井の網元夜琴亭松十(池田弥兵衛)宅を訪れている。 |
明治26年(1893年) | 幸田露伴、伊東を訪れる。 |
昭和8年(1933年) | 露伴は再び伊東を訪れ、「松林館」に宿をとる。 |
明治42年(1909年) | 島崎藤村、田山花袋、蒲原有明ら伊豆旅行の帰路、伊東を訪れる。 |
伊東へ着いた。其日もA君は別に船旅に酔つたやうな様子は無かった。 湯の香のする舊い朽ちかかつたような町、左様かと思ふと絵葉書を売る店や、玉突場や、新しく普請をした建築物などの軒を並べた町─斯う混交つて続いて居るところへ来た。ここは最早純粋な田舎ではなかつた。それにだけ熱海や小田原の方へ近づいたやうな気もした。
島崎藤村『伊豆の旅』 |
昭和3年(1928年) | 3月7日、若山牧水は熱海から伊東にやってきた。 |
昭和5年(1930年) | 正月、与謝野晶子、鉄幹夫妻、伊東に来遊。東流館に宿泊。 |
2月、与謝野晶子、鉄幹夫妻は再び伊東へ。宝専寺で歌会。 |
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北原白秋、東京館に逗留し、「伊東音頭」を作詞。 |
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昭和9年(1934年) | 丹那トンネル開通。 |
昭和10年(1935年) | 2月28日、与謝野寛・晶子夫妻は伊東より帰京。 |
3月30日、伊東線の熱海〜網代開通。 |
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昭和11年(1936年) | 種田山頭火、伊東屋に宿泊。 |
昭和13年(1938年) | 12月15日、網代〜伊東間開通により伊東線全線開通。 |
正月、川端康成、囲碁の名人引退試合観戦のため、伊東を訪れる。 |