2012年三 重

西蓮寺〜服部土芳の句碑〜
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伊賀市長田の高台に西蓮寺という寺がある。


西蓮寺の石段


貞亨元年(1684年)、大淀三千風は西蓮寺に赴いた。

○伊賀上野當西蓮寺當住は。竹馬の古友なりしが。廿餘年對面せざれば。笠置窟見がてら立寄かしと。折々せうぞこし給ふ。遉遊かしくて。此春奈良の序に趣し。


西蓮寺の鐘楼門


元文4年(1739年)、建立。

医王山西蓮寺


天台真盛宗の寺である。

本尊は阿弥陀如来。

本堂の右手に服部土芳の句碑があった。


   無常迅速

やがて死ぬけしきは見えず蝉の声   翁

      その響菩提寺の山にみちて

      人おのづからなみあみだなみあみだ

   こゑに皆鳴しまふてや蝉のから   土芳

昭和51年(1976年)7月11日、建立。

芭蕉の句碑でもある。

土芳が西蓮寺に詣で、翁(芭蕉)の句に無常迅速と題のあるかけ物を見たとて

山寺の所から更にかなしき声に

皆身を鳴きしまふてや蝉のから

と詠じた。

土芳が西蓮寺の盂蘭盆の施餓鬼会に参詣したときのことゝ思われる。

西蓮寺は服部土芳の墓所である。

 昭和4年(1929年)1月18日、土芳二百回忌で西蓮寺に服部土芳墓を建立。

 昭和13年(1938年)1月19日、蓑虫庵が県史跡に指定されたのを記念して移される。

 昭和35年(1960年)4月18日、地下2メートルに埋没していた本墓が発掘された。

 昭和38年(1963年)4月1日、市の史跡に指定。

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