芭蕉の句


其まゝに月もたのまじいぶき山

出典は『笈日記』(支考編)。

元禄2年(1689年) 8月21日、芭蕉は『奥の細道』の旅で大垣に到着。

大垣藩士高岡三郎(俳号斜嶺)亭に招かれて詠んだ句。

  斜嶺亭


戸をひらけば、にしに山あり。伊吹といふ。花にもよらず、雪にもよらず、只これ孤山の徳あり

其まゝに月もたのまじいぶき山


『笈日記』(支考編)

栃木県矢板市の長井

滋賀県米原市の観音寺に句碑がある。

観音寺の句碑



『後の旅』(如行編)には「そのまゝよ」とある。

岐阜県大垣市の竹島会館に句碑がある。



芭蕉の句に戻る