芭蕉の句
有とあるたとへにも似ず三日の月
出典は『笈日記』。「大曽根成就院の帰るさに」と前書きがある。
貞享5年(1688年)7月3日、『笈の小文』の旅の途次、名古屋の円頓寺(現名古屋市西区橋詰町)で詠まれた句とされる。
愛知県名古屋市の了義院に新旧2基の句碑がある。
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□□□□たとへ□□似ず三日の□
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有とあるたとへにも似ず三日の月
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『阿羅野』には「何事の見立てにも似ず三日の月」とある。
大分県大分市の浄雲寺に句碑がある。
何事の見立にも似す三日の月
此句笈日記に、大曽祢成就院の帰さにと有。上の五、ある(ママ)と有見たてとあり。白船にハありとあるたとへにも似ず有。爰に云るハ阿羅野の句也。実(ママ)をしらず。
何事の見立にも似す三日の月
ありとあるたとへにも似す三日の月
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