昔の温泉
山中温泉「かがり吉祥亭」
温泉に浴す。其功有明に次と云。 山中や菊はたおらぬ湯の匂
『奥の細道』 |
元禄10年(1697年)、広瀬惟然は山中温泉で入湯している。 |
加賀山中入湯 |
こゝもはや馴て幾日ぞ蚤虱 |
元禄14年(1701年)、各務支考は山中温泉を訪れている。 |
此温泉を紫雲湯ともいひ、白鷺湯ともいへるよし。むかし長のなにかし此所に鷹狩し給へるに、しら鷺の見ひたしてその疵いえたりといふ事、舊記に侍れはいふなるへし。一とせ吾翁の菊は手おらすといへりけるか、菖蒲のめてたき一ふしも、いかて其比のよはゐにはおとり侍らむ。 鷺や來むあやめふきたる湯の茂り |
明和8年(1771年)、加舎白雄は山中温泉で入湯。 |
山中入湯舎 湯あみせん臑は夏野の蚋になやみし
「北越紀行」 |
2005年、「ホテル山中さくら」休業。 |
2007年9月、「かがり吉祥亭」リニューアルオープン。 |