2022年山 口

原江寺〜芭蕉の句碑〜
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岩徳線櫛ケ浜駅下車。

周南市久米に原江寺(HP)という寺がある。


石段の右手に「墓誌碑並に句碑」があった。

笠水翁墓誌銘


笠水句碑、墓誌碑(右)この碑は明治16年(1882年)門人達が句碑として建てたものであるが後片面に墓誌銘が刻まれた。

 碑 陰   笠水翁

   白妙の 雪の中な 梅の花
   さびしさの 限り 啼くや 閑古鳥
   むしの灯に 入 て遊ぶや 盆の月
      しぐれの雫 聞こえけり

緑天居良大敬書

 墓誌碑面

   笠水翁墓誌銘

馬来句碑(中央)


白萩の地につけば夜の明けにけり

平安東山九貴起書

天保11年(1840年)馬来の十七回忌に当たり、当時の俳諧連中が建てたものである。

芭蕉句碑(左)


名月や門へさし来る汐かしら

梅室素芯謹書

出典は『三日月日記』

芭蕉が元禄5年(1692年)、江戸深川芭蕉庵の実景を詠んだ句である。当時この場所からの景観が偲ばれる。天保13年(1842年)秋、芭蕉の百五十回忌に当たり、当時の俳諧連中8名(碑陰にあり)が建てたものである。

櫛浜地区コミュニティ推進協議会

芙蓉の花が雨に濡れていた。


洞庭山原江寺


曹洞宗の寺である。

岩徳線櫛ケ浜駅


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