2023年埼 玉

常盤公園〜長沼依山童話碑〜
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さいたま市浦和区常盤に常盤公園がある。

 慶長6年(1601年)、徳川家康によって「浦和御殿」が築かれた。
 慶長9年(1604年)、徳川秀忠は浦和に鷹狩りに来る。
 慶長12年(1607年)、徳川家康は浦和に鷹狩りに来る。
 慶長14年(1609年)、徳川秀忠は浦和に鷹狩りに来る。
 慶長16年(1611年)、「浦和御殿」廃止。
 慶長18年(1613年)、徳川家康は浦和に鷹狩りに来る。
 元和2年(1616年)4月17日、徳川家康は75才で没。

 明治26年(1893年)、浦和地方裁判所が建設される。
 昭和9年(1934年)、浦和市制施行。
 昭和51年(1976年)4月、浦和市制40周年を記念し、常盤公園開園。

常盤公園の彫刻

「渕」


(1957) 中野四郎

 着色した石膏で作られた後にブロンズで鋳造された代表作で、開園時の常盤公園では、池を見下ろす石の上に設置されていました。

「長沼依山童話碑」


(1979) 細野稔人

 長沼依山の童話の本にちなんで、本の中に出てくる動物をけやきの木に配し少年少女は座ってその本を読んでいます。

長沼依山(1893〜1982) 浦和幼稚園創設者

童話作家 口演童話作家として全国で活躍。

昭和54年(1979年)3月25日、建設。

口演童話家・童話作家
  長沼依山先生の顕彰と童話碑について

 長沼依山先生は、郷土埼玉の生んだすぐれた教育者であると共に全国各地において活躍した、口演童話家・童話作家であります。浦和市においては、その人物と業績を表彰して、名誉市民の栄を与え一方児童文化功労者として、文部大臣賞、藍綬褒章及び叙勲と数々の栄に浴しておられます。

 先生は、明治26年、本庄市の沼和田に生れました。幼い時に死別した母から聞かされたお伽話が忘れられず、童話に興味を持ち、小学生にして、すでに自作の童話を、児童文芸家、巌谷小波に送るなど、童話作家としての片鱗を示しております。大正4年、日本大学在学中に、巌谷小波久留島武彦に師事し、本格的に童話の世界に入りました。童話作家としての先生は「夢のおさな子」等の著書58冊を残し、口演童話家として、全国を行脚し、その足跡は国内各地は勿論のこと、遠く海外にも及んでおります。また、先生は女学校、浦和幼稚園を開設して、教育の実践にあたりました。

 私どもは、このような郷土の生んだすぐれた人物、長沼依山先生に対する深い敬慕の念をもって、ここに先生の童話碑を建設して永くその業績をたたえるとともに、すぐれた童話が、末ながくこどもたちに語り継がれることを念願するものであります。

長沼依山先生之像


幼き日
 母のおとぎに
   魅いされて
 童話の道に
  我は老いゆく

北浦和公園へ。

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