前書きに「龍光精舎に遊びて」とあるそうで、隣村大芦の龍光寺で詠まれたことが分かる。 |
九[日] 晴 田川ニ入 御普請奉行大島源左衛門泊 十[日] 雨 辛菜も淋しき花の咲にけり
『文化六年句日記』(2月) |
なの花のとつぱづれ也ふじの山
『七番日記』(文化9年2月) |
中山道榎戸横田氏探題 |
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戸もさゝで笛ふく里や水鶏鳴 | 玉芝 |
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また旅の嬉しく成ぬさくらの実 | 文玉 |
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熊谷の見えて長閑けし芥子の花 | 碓嶺 |
『をばながさ』 |
安永9年(1780年)、碓嶺は上州坂本で代々旅籠を営む「中村屋」に生まれた。 |
筏士の箸にからまる螢哉
『八番日記』(文政3年6月) |