2012年長 野

称念寺〜荻原井泉水の句碑〜
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飯山市飯山に称念寺という寺がある。


称念寺の石段


 初め下高井郡倭村岩井新田月岡にあって天台宗に属し顕正院と称した。

 住持安諦は親鸞聖人が越後の五智より関東への途上(1214年)帰依して宗諦と改名して弟子となり真宗に改めた。

 その後、牛が首に移り天文年中(1540年ごろ)奈良沢の西南の地に、さらに元和6年(1620年)この地に移った。

 大正9年の冬、山門と鐘楼を残して焼失、現在の本堂は、古代埴輪家屋の屋根と天平時代の正倉院を擬して昭和43年再建。

 本尊阿弥陀如来像は室町時代の作という。

 なお明治の南画家長井雲坪は明治8年ごろこの寺に寓居し、二十五世住職知賢と生涯親交があった。

石段の途中に荻原井泉水の句碑があった。


雪は止みし石段の山門の欅の空

 昭和14年の冬、俳人荻原井泉水は飯山を訪れ、この称念寺を訪れた。この句はその時の作である。帰京後井泉水は色紙にしたためて称念寺に贈った。雪晴れの山門の景をみごとに吟じている。

 この碑文は寺に贈られた色紙によったものである。

 井泉水は昭和女子大学教授等を経て、昭和51年5月、91歳で生涯を閉じた。

飯山市

称念寺の新緑


浄光山顕正院称念寺


真宗大谷派の寺である。

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