万葉の歌碑
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下馬ヶ浜海水浴場

「休暇村志賀島」から下馬ヶ浜海水浴場へ。

沖津宮に向かって海岸を歩くと、万葉の歌碑があった。


志賀の海人は
藻刈り塩焼き
いとまなみ
髪梳の小櫛
取りも見なくに

『万葉集』(巻第3)収録の歌である。

万葉歌碑(志賀島10号歌碑)

 志賀の海人は海藻を刈ったり塩を焼いたりして暇がないので、髪をすく櫛を手にとっても見ないことよ。

 毎日のはげしい生業にたずさわって働き暮らす志賀の海人のなりふりを構う暇もない身の上を思いやった歌で、作者は石川少郎(君子)である。

 綿津見の神への信仰をよりどころとして、古代に生きた島人の姿はこのような歌に詠われたが、特に、志賀というこの島の名を詠み入れた歌は20首をこえており、まさに志賀島は「万葉の島」というにふさわしいところである。なお、碑後のタブの木の茂みにおおわれた森は志賀海神社の中津宮であり、浅瀬の向こうの小島の上の社は沖津宮である。

福岡県教育委員会

沖津宮


志賀島には10基の万葉歌碑があるようだが、旅の途中のことゆえこれでお仕舞。

空から見た沖津宮


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