大伴旅人
草香江の入江にあさる あしたづの あなたづたづし 友なしにして |
昭和41年(1966年)5月、当時の草ヶ江公民館建設落成一周年を記念して、草香江の歌碑が建立されました。この歌碑には、万葉集に記された大伴旅人の歌が刻まれています。 |
神亀5年(728年)、旅人は太宰府の長官である大宰帥の任を解かれ、奈良の都に戻ります。この歌は、その後筑紫で共に過ごした沙弥満誓に贈られたものです。 万葉集には、旅人が筑紫で暮らす中で詠んだ歌も多く残されています。 歌にある「草香江」は、難波(大阪府)の入江と考えられていますが、この土地にもゆかりのある歌として古くより親しまれていました。 「草香江」の名はこの地域にあったと伝えており、昭和38年の町界町名整理の改正の時に、町名を「草香江」としました。 |