
| 旧東海道を八丁畷の駅へ向かって歩いていくと、右手に松尾芭蕉の句「麦の穂を便りにつかむ別れかな」をしるした石碑(1830年建立)があります。これは1694年芭蕉の旅立ちに際し詠まれたもので、芭蕉が関東で詠んだ最後の句となりました。当広場では、当時芭蕉との別れを惜しんだ、江戸の門人達の餞別の句を紹介しました。芭蕉と門人の心の交流に触れてください。 |

| 翁の旅行を川さきまで送りて |
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| 刈こみし麦の匂ひや宿の内 | 利牛 |
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| おなじ時に |
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| 麦畑や出ぬけても猶麦の中 | 野坡 |
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| おなじこゝろを |
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| 浦風やむらがる蠅のはなれぎは | 岱水 |
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| (『炭俵』より抜粋) |

| 落着の古郷やてうど麦時分 | 杉風 |
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| 姐笠にもる日を包め夏木立 | 子珊 |

| 刈こみし麦の匂ひや宿の内 | 利牛 |
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| 麦畑や出ぬけても猶麦の中 | 野坡 |
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| 浦風やむらがる蝿のはなれぎは | 岱水 |

| 一休み樗の花や昼の辻 | 杏村 |
| ゆく水の跡や片寄菱の花 | 桃隣 |
