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花の牧 赤松林の 月の出に |
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「花の牧」は「花巻」に掛けられている。赤松はこの周辺の山々に生える南部赤松をさす。季語は「月」で秋。 平成5年、当温泉で開催された「国民文化祭いわて‘93」に選者として招かれた折の記念句。 |
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大正8年(1919年)埼玉生れ。俳人。 加藤楸邨に師事し「寒雷」に投句。戦後、沢木欣一の「風」への参加を経て、「海程」を創刊主宰。前衛俳句の騎手として活躍。 |

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われもゆく むかし芭蕉が野ざらしの 旅に出でたる秋風のみち |
| 「芭蕉が野ざらしの旅」は松尾芭蕉の「奥の細道」の旅をさす。芭蕉は花巻の地は未踏であるが、ここでは広くみちのくを意味している。勇は昭和3年に来訪。花巻をはじめ、交友のあった啄木の故郷渋民村、小岩井農場、盛岡を巡った。 |
| 与謝野鉄幹(寛)主宰の「明星」に参加し、のち啄木らと「スバル」を創刊。耽美的な作風で知られ、京都祇園と旅の歌で広く親しまれている。 |
