2024年岩 手
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吉井勇の歌碑〜ホテル花巻〜

ホテル紅葉館からホテル花巻に向かう。

駐車場の角に金子兜太の句碑があった。


花の牧
赤松林の
月の出に

「花の牧」は「花巻」に掛けられている。赤松はこの周辺の山々に生える南部赤松をさす。季語は「月」で秋。

平成5年、当温泉で開催された「国民文化祭いわて‘93」に選者として招かれた折の記念句。

金子兜太

大正8年(1919年)埼玉生れ。俳人。

加藤楸邨に師事し「寒雷」に投句。戦後、沢木欣一の「風」への参加を経て、「海程」を創刊主宰。前衛俳句の騎手として活躍。

平成30年(2018年)2月20日、金子兜太は98歳で没。

バラ園に向かうと、吉井勇の歌碑があった。


われもゆく
むかし芭蕉が野ざらしの
旅に出でたる秋風のみち

 「芭蕉が野ざらしの旅」は松尾芭蕉の「奥の細道」の旅をさす。芭蕉は花巻の地は未踏であるが、ここでは広くみちのくを意味している。勇は昭和3年に来訪。花巻をはじめ、交友のあった啄木の故郷渋民村、小岩井農場、盛岡を巡った。

吉井 勇
明治19年(1886年)〜昭和35年(1960年)

 与謝野鉄幹(寛)主宰の「明星」に参加し、のち啄木らと「スバル」を創刊。耽美的な作風で知られ、京都祇園と旅の歌で広く親しまれている。

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