2023年広 島

平和記念公園〜原爆の子の像〜
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こども文化科学館から平和記念公園へ。

平和の時計塔


PEACE CLOCK TOWER

 昭和42年(1967年)10月28日、チャーター伝達10周年を記念し、広島鯉城ライオンズクラブ寄贈。

 核原子力の出現により、人類はいま生か、死か、破滅か、繁栄かの岐路に立っている。

 ひろい世界を同じ心で一つに結ぶ、全世界のライオンズ会員が平和実現のために果す役割は大きい。

 原爆ドームの永久保存に呼応し、人類が初の原爆の洗礼を受けた時刻、8時15分に、毎日全世界に向けこの時計塔のチャイムが「ノーモアヒロシマ」を強く訴え、人類の恒久平和実現の一日も早からんことを祈り、この時計塔を建設し、市に贈るものである。

 平成8年(1996年)、平和の鐘と共に「残したい“日本の音100選”」に選定。

 平成29年(2017年)10月、結成60周年に改修。

広島県産業奨励館


(「原爆ドーム」:爆心地から約160メートル)

この建物は、チェコの建築家ヤン・レツルの設計監督により大正4年(1915年)4月に完成し、特徴ある緑色のドームによって市民に親しまれまていした。原子爆弾はこの建物の南東約160メートルの上空約600メートルでさく裂したため、建物は大破・全焼して館内にいた全員が即死しました。

その後、原爆の惨禍を全世界に伝えるとともに、世界平和へのシンボルとして平成8年(1996年)12月、ユネスコの世界遺産一覧表に登録されました。

被爆前の広島県産業奨励館


原爆の子の像


建立者:広島平和をきずく児童・生徒の会
制作者:東京芸術大学教授  菊池一雄

 この像は、2歳のときに被爆した佐々木禎子さんが、10年後に白血病で亡くなったことをきっかけに、同級生たちが「原爆で亡くなったすべての子どもたちのために慰霊碑をつくろう」と呼びかけ、全国の3,200余りの学校や世界9か国からの寄付などにより、1958年5月5日に完成したものです。

 像の高さは9メートルで、その頂上には折鶴を捧げ持つ少女のブロンズ像が立ち、平和な未来への夢を託しています。側面には少年と少女の二体の像が配されています。

 像の下に置かれた石像には、「これはぼくらの叫びです これは私たちの祈りです 世界に平和をきずくための」という碑文が刻まれています。内部につるされた鐘には、ノーベル物理学賞受賞者である湯川秀樹博士の筆による「千羽鶴」、「地に空に平和」の文字が彫られています。この鐘と金色の鶴は、2003年に複製されたものです。

広島市

少年の像
   
少女の像

   


 昭和37年(1962年)5月3日、京都市の円山公園に坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像再建。原型製作者菊池一雄。

祈りの像へ。

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