旅に道連の味は知らねど |
世は情ある女の事々 |
但しどこやらに怖い所あり難い所 |
幸田露伴は慶応3年東京に生まれる。漢学、仏典などを独学し、小説家、随筆家として数々の作品を発表した。 |
この「対髑髏(たいどくろ)」は明治22年4月、22歳のとき、露伴が日光湯元から金精峠を越えてこの地に来ての作品である。独特の雄勁(ゆうけい)な文章に怪奇な幻想を盛り込んだ露伴の代表作である。 昭和22年(1947年)、82歳で没す。 本年は「対髑髏」著作百年と片品村村制施行百年を記念して、この碑を建立する。
平成元年 11月30日 片品村教育委員会 |