2022年福 岡

須佐神社〜万葉の歌碑〜
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香春町香春の秋月街道沿いに須佐神社がある。


須佐神社境内の右手に万葉の歌碑があった。


豊國の香春は我家紐の児に
いつがり居れば香春は我家

『万葉集』(巻九)の歌である。

抜気大首(ぬきけのおおびと)筑紫に任(ま)けらえし時に、
豊前(とよのみのくち)の国の娘子(をとめ)紐児(ひものこ)を娶(ま)ぎて作る歌

豊国の香春(かはる)は我家(わがへ)紐の児(ひものこ)
いつがり居れば香春は我家

愛する、紐児が側にいると心が和み、旅の苦労も忘れ、まるで我が家に居るような心地がします。

須佐神社の石垣


 江戸時代初期の慶長年間、初代小倉藩主細川忠興公の崇敬が厚く、弟の香春城主細川孝之公は常に参拝し、小笠原公の崇敬も厚かったと言われているそうだ。

 鏡山大神社にも万葉の歌碑があるようだが、帰りの電車の時間があるので、割愛。

日田彦山線香春駅


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