2017年福 岡

長崎街道〜芭蕉の句碑〜
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筑豊本線小竹駅下車。

明治25年(1892年)8月、筑豊本線小竹駅開業。

筑豊本線


国道200号沿いの旧道長崎街道を歩く。

小竹十三仏


反対側から写真を撮るべきであった。

文化2年(1805年)10月15日、太田南畝は小竹村を通りがかる。

人家たちつゞけたる所は小竹といふ所なり。こゝにてやうやう夜明けたれば、これまでの道すがら見のこしたる多かるべし。行嚢抄小竹村 これより堤の上をゆく。左右に櫨の紅葉せしもいつしかちりはてゝ、下には小笹生ひしげれり。

『小春紀行』

お休み処跡


長崎街道と小竹

 長崎街道は慶長17年(1612年)に冷水峠が拓かれたことによって小倉から長崎まで57里(228キロ)に25宿が整備された。

 黒田福岡藩内の長崎道は黒崎木屋瀬・飯塚・内野・山家・原田の6宿が設けられ「筑前6宿」と呼ばれた。

 この町筋は木屋瀬宿と飯塚宿を結ぶ道であり、藩政時代には多くの旅人が往き交った。参勤交代の諸大名の御休憩所など古い町並みは旧街道の面影を残している。

 ケンペルやシーボルト・司馬江漢・川路聖謨(としあきら)らの有名人もこの道を通った。

小竹地蔵尊


小竹地蔵尊に芭蕉の句碑があった。


うきわれをさひしからせよかんこ鳥

出典は『嵯峨日記』

元禄4年(1691年)4月22日、芭蕉48歳の句。

嘉永4年(1851年)、建立。

群境の石


現代も飯塚市と小竹町の境である。

遠賀川の土手に出た。


土手を歩いて県道425号垂水松江線で遠賀川を渡る。


鯰田駅まで歩いた。

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