2022年福 岡

柳城児童館つどいの広場
〜長谷健文学碑・木村緑平句碑〜
indexにもどる

柳川市坂本町に柳城児童館つどいの広場がある。

長谷健文学碑・木村緑平句碑

 長谷健は、明治37年柳川市下宮永に生まれ、昭和5年に上京。小学校の教員をしながら創作活動を続け、昭和14年に小説「あさくさの子供」で第9回芥川賞を受賞しました。文学碑は豆腐好きの故人を偲んで、工芸家豊田勝秋氏の設計により四角な豆腐型の碑が昭和33年に建立された。碑面の題字は火野葦平の書で、碑裏面の撰文は劉寒吉によるものです。

木村緑平は、明治21年に柳川市西浜武に生まれ、医師として病院に勤務するかたわら荻原井泉水に師事して、俳諧に地位を得た自由律の俳人です。句碑は全国から集まった浄財をもとに昭和43年に建立され、表面には雀の句が多いことから「雀生まれてゐる花の下をはく」、裏面には種田山頭火と親しかったことから、山頭火を訪ねたときの句「草の花ほんに月がよか」が刻まれています。

長谷健文学碑


木村緑平の句碑


雀生れてゐる花の下を掃く

碑 陰

草の花ほんに月がよか

昭和43年(1968年)1月14日、木村緑平は81歳で没。

昭和43年(1968年)、句碑建立。

日吉神社へ。

2022年福 岡に戻る