浄土真宗本願寺派の寺である。寛正6年(1465年)の創立時は、保知町に建立されており、開基は圓休坊のため圓休寺と称したが、享保5年(1720年)に遠久寺と改称した。江戸時代の初期、大窪が甲府領となった時は、代官の役所となったこともある。 ご本尊の阿弥陀如来像は誓願寺の古仏であり、宝暦6年(1756年)日野大火による焼失からも免れ、現在に至っている。 本堂の天井には、日野が生んだ江戸期の画人高田敬徳の「雲竜」をはじめ、谷(谷田)輔長、高田徳輔らによる天井画がある。 境内には松尾芭蕉の句碑1基がある。 |
元禄4年(1691年)10月、上方から江戸へ戻る途中、垂井の本龍寺で詠まれた句。 |