芭蕉の句


両の手に桃と桜や草の餅

出典は『桃の実』(兀峰編)。

      富花月

   艸庵に桃櫻あり
   門人にキ角嵐雪

両の手に桃とさくらや草の庵
   芭蕉翁

『桃の実』

元禄5年(1692年)3月3日、桃の節句に詠まれた句。

両の手に桃とさくらや草の餅
   はせを

翁になれし蝶鳥の児
   嵐雪

野屋敷の火縄もゆるす陽炎に
   其角


前年の冬、芭蕉は「奥の細道」に旅立って以来2年半ぶりに江戸に帰ってきた。

埼玉県行田市の民家

長野県岡谷市の旧家、茅野市の芹ケ沢公園

三重県伊賀市の「くれは水辺公園」

岡山県岡山市の妙法寺に句碑がある。

行田市の句碑



岡谷市の句碑



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