2023年大 分

別府北浜公園〜ポール・クローデルの詩碑〜
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別府市北浜に北浜公園がある。


隣はヨットハーバーである。

北浜公園にポール・クローデルの詩碑があった。


別府を讃う

別府にわれ再び訪れん
 温かき温泉と
 温かきもてなしに
わが生命よみがえる
温かき温泉
 なごやけき人の心
  われ再び別府に来らん

油屋熊八に贈られた詩だそうだ。

 大正10年(1921年)11月、ポール・クローデルは駐日フランス大使となり、横浜に着く。

 大正13年(1924年)3月7日、渋沢栄一と協力して日仏会館を発足させた。

 大正13年(1924年)4月1日、別府市市制施行。

大正13年(1924年)、ポール・クローデルは別府を訪れる。

大正13年(1924年)、ポール・クローデルは再び別府を訪た。

 昭和30年(1955年)2月23日、ポール・クローデルはパリの自宅で没、86歳。

 昭和43年(1968年)秋、別府市市制施行45周年を記念してポール・クローデルの詩碑を建立。

岡崎田比良の句碑があった。


帆柱につなぎある児や湯治舟

 明治17年(1884年)、岡崎田比良は速見郡八坂村(現:杵築市)に生まれる。別府市北浜に医院を開業。

昭和45年(1970年)、建立。

明治から大正にかけて別府で湯治を行う人は、滞在費節約のために、旅館に泊まらず別府港に小さな舟を借りて寝泊りをしていた。上の句は家族で湯治舟に滞在している一家の乳のみ子を帆柱にくくりつけ、海に落ちないようにしている風景をうたっている。

田比良はこの他にも湯治舟を題材に民衆の暮らしをうたった句を数多く残している。他に「往診のかつぎこまれて湯治舟」もある。

『刻まれた文学 : 拓本の美を訪ねて』

「湯治舟」は解説がなければ、分からない。

別府駅へ。

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