


| 吾妻兼治郎は山形市銅町に生まれ、東京芸術大学を卒業後30歳でイタリアミラノに渡り、マリノ・マリーニに師事、渡伊の本作にみられる素朴で剛直な造型は、マリーニの影響が感じられます。1960年代には抽象彫刻に転じ、「MU」シリーズ、1985年から「YU」シリーズへと展開し、庭園などの空間造形も手がけています。 |

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| 朝倉響子は日本彫刻界の重鎮・朝倉文夫の次女として東京に生まれ、10歳の頃から父に彫刻の基礎を学びました。日展で4回連続特選を受賞後、無所属で活躍しています。バレリーナをモデルに、現代の女性像をシャープに表現しています。 |

| 佐藤忠良は宮城県の生まれ。1938年東京美術学校彫刻科を卒業、同年創立の新制作派協会彫刻部の創設に参加しました。現代日本を代表する彫刻家です。昭和47年第36回新制作派展に出品された本作にも、対象の人間性を表現する作家の態度がうかがえます。 |


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| イタリア中部のジュリアノーヴァに生まれたヴェナンツォ・クロチェッティは、独学で素描に励んだ後、ヴァティカンの美術品修復所で経験を積み、彫刻家を志しました。1938年のヴェネツィア・ビエンナーレで彫刻大賞を受賞、イタリア近代具象彫刻の機種となりました。本作では、やや右に腰を」ひねった女性のしなやかな身体の美しさが際立っており、古典彫刻の伝統を踏まえながら、現代的な洗練さを加味したクロチェッティ芸術の魅力がよく表れています。 |
