
![]() | ![]() |
| 大伴家持卿は越中の国守として29歳から34歳までこの伏木の地に赴任した。万葉集の中には古の伏木の景観が数多く詠まれており、当時のこの地を垣間見る事ができる。万葉の地に家持卿の像を建立し、永く人々の心の中にとどめられる事を願うものである。 |

|
しなざかる越に五年住み住みて 立ち別れまく惜しき宵かも |
| 天平勝宝3年(751年)、少納言に転任することが決まった家持が、都へ旅立つ前夜の8月4日に次官の内蔵忌寸縄麻呂の館で催された餞別の送別の宴で詠んだ歌です。「しなざかる」は越の枕詞。「住み住みて」には長年住んだ土地を去る感慨がこもっています。家持の心には、父旅人が大宰府から都へ戻る時の送別の宴で山上憶良が歌った「天ざかる鄙に五年住まひつつ都のてぶり忘らえにけり」(五・880)の歌が思い浮かべられていたことでしょう。 |
