水原秋桜子の句碑

柴漬や古利根けふの日を沈む



国道356号(利根水郷ライン)で栄町安食の長門橋を渡る。

安食卜杭で県道68号美浦栄線に入り、将監川を渡る。


甚兵衛橋に水原秋櫻子の句碑があった。


柴漬や古利根けふの日を沈む

 柴漬(ふしづけ)は、魚の好む場所を柴や粗朶(そだ)を使って人工的に敷設し,その中に入った魚を捕らえる仕掛け。

柴漬(ふしずけ)や古利根今日の日を沈む

柴漬や里輪のけぶりいと遠く

柴漬や鮠(はや)の四五鱗出てあそぶ


 昭和39年(1964年)、甚兵衛橋架橋・水原先生芸術院賞受賞記念に栄町で建立。

 水原秋桜子先生は当地方に古くから伝わる柴漬探求のため、しばしばこの地に足をはこばれた。現俳壇の巨匠であり、この地方の風物を咏まれた名句を数多くのこされており、此の日もたまたまこの橋上(木橋のころ)より将監川の芦原に沈む日の美しさにしばしたたずみつゝ咏まれたもので、先生に乞ふて古い甚兵衛橋が新らしく永久橋にかけかえられたのを記念すると共に観光の資として永く後に伝えるためここにこの碑を建立するものである。

栄町長 泰石 誌す   春亭謹書

泰石は石井泰助の俳号。

「観光の資」とはなっていないようだ。

『秋櫻子句碑巡礼』(久野治)によれば、第15番目の秋桜子句碑である。

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