「延喜式神名帳」に「駿河国 有度郡三座並小 草薙神社」と記載されている。 |
式内延喜式 草薙神社由緒 一、 御祭神 日本武尊 一、 御創建 景行天皇53年 一、 例祭日 9月20日 景行天皇第二皇子の日本武尊が東国の蝦夷が叛いたので、之を平定するため吾嬬国に行く途中、この地で逆賊が起り尊を殺そうとして原野に火を放った。尊は佩用の剣を抜いて 「遠かたや しけきかもと、をやい鎌の」と鎌で打ち払う様に唱え剣を振り草を薙ぎ払ひ火を逆賊の方へなびかせ尊は無事に難をのがれた地を草薙という。 その後佩用されていた天叢雲(あめのむらくも)の剣を草薙の剣と名稱を変更になり草薙神社に神剣として奉られる。 今より1860余年前である。 |
朱雀元年(686年)、草薙剣は天武天皇の勅命により熱田神宮に奉祀された。 |
明和元年(1764年)9月、多賀庵風律は田子の浦の帰途、草薙村を通っている。 |
江尻に着て富士をのそむ此秋いまた雪を見さるよし唯うつくしく覚えたり草なき村ハ日本武尊東夷御征伐の故あり |