下 町台東区
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朝倉彫塑館〜屋上庭園〜

台東区谷中7丁目に朝倉彫塑館(HP)がある。

何度も前を通ったが、なかなかタイミングが合わずに入れなかった。

《雲》


明治41年(1908年)、制作。

浅草寺にある。

《青年像》


昭和31年(1956年)、制作。

昭和33年(1958年)4月、大分駅北側の広場に建設。

入館料は500円。

館内は「蘭の間」意外撮影禁止。

屋上庭園について

 屋上緑化の先駆けとしても貴重な事例である屋上庭園は、もともとは菜園であった。朝倉が「朝倉彫塑塾」という専門学校を開校していた当時、必修科目に「演芸」を設け、屋上を実習場としていたのだ。朝倉には「植物を育てることは自然を見る目を養うことに通じる」「植物は土によって命を育む、彫刻もまた土によって命が吹き込まれる」という考えが根底にあったものと思われる。

 現在では、一部に菜園を復元して野菜を育てており、気節の恵みや花々が彩りを添えている。オリーブの大木や《砲丸》《ウォーナー博士》といった彫刻作品がアクセントとなり、建物と庭園の彫刻作品が融合した癒しの空間を作り出している。

《砲丸》


大正13年(1924年)、制作。

《ウォーナー博士》


「蘭の間」の《仔猫の群》


昭和2年(1927年)、制作。

「蘭の間」から見上げる《砲丸》


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