博愛人道の赤十字の旗のもと、身を捨て、家を忘れて、召に応じ、不眠不休、自愛懇切に、ひたすら戦傷病者の救護に奉仕する姿は、崇高の限りである。然も大陸の曠野に太平洋上の孤島に、或いは人跡未踏のジャングルに、その若き一生を捧ぐるに至っては、実に一死仁を成すと謂うべきである。 茲に同志相謀り、殉職救護員のため、その徳を頌し、又もつて永く吾等の師表として敬仰する姿となす。 |
この慰霊塔は、祖国の繁栄と世界の恒久平和とを祈念しつつ戦場に或は国土の護りに貴い犠牲となられた明治二十七八年戦役から太平洋戦争までの英霊を奉祀してその功績を永遠に顕彰し慰霊するため市議会及び関係者並びに関係諸団体等が協力して市民の浄財と市費等により建立したものである。 この男性像は市民が英霊の念願に背かぬよう力強く邁進しようとの決意を表現し、女性像は、英霊の冥福を祈りその霊を慰める心持を表現したるものである。 |
世界の恒久平和は全人類の最大の願いである。 浦和市は、この悲願の達成を記念し、昭和62年6月、平和宣言を行い、 全市民が心を合わせて努力することを誓った。 ここに、そのモニュメントとして、 平和の灯を建立し、 崇高なる目標を照らすとともに、 精進し継承する光にしようとするものである。 |