本日は、ようこそ臼杵石仏をご参拝くださいました。 この臼杵石仏は、すべて切り立った岩肌に彫られた磨崖仏で、これまでは国の「特別史跡」と「重要文化財」の二重指定を受けていましたが、保存修理工事を終えた平成7年6月に、磨崖仏としては全国で初めて「国宝」の指定を受けました。 伝説によると、この臼杵石仏は今から1400年前(飛鳥後期から奈良時代)真名野長者の名で親しまれた「炭焼小五郎」が、亡くなった娘の供養に中国の天台山に黄金3万両を献上して、そのお礼に来られた蓮城法師からインドの祇園精舎の話を伺い、都から木彫りの仏師を大勢招いて彫らせたといわれています。 参拝の皆様、所願成就に是非お参り下さい。
合 掌 |
欽名天皇15年(1400年前)、蓮城法師は中国天台山より渡来、真名野長者(炭焼小五郎)は蓮城寺を創建。 |
武蔵温泉の一夜はよかつたでせう。私は昨日濡れて山路七里を歩いて来ましたほど元気であります。 しぐるるや石を刻んで仏となす
昭和4年12月15日、木村緑平宛書簡 |
その後また郵便局に行き御手紙をうけとりました(井師からも書信と層雲とが来てゐました)、あなた方の元気は(ママ)ハツラツたるには羨望を禁じないではゐられません。阿蘇行はまだ見ません。「尖行」はいづれ石原さんから見せていただきます、此次は竹田町へおたより下さい、年内には熊本入で忘年句会をやるそうです、今後の熊本入で私の一生も何とか落つく様になりませう。 しぐるるや石を刻んで仏となす
昭和4年12月16日、三宅酒壺洞宛書簡 |
一つ葉や仏の顔の割目より 夏山に大きな龕や仏たち
『甲子園』 |