2016年大 分

府内城跡〜廣瀬淡窓の詩碑〜
indexにもどる

大分市荷揚町に府内城跡がある。

別称 荷揚城・白雉城

 荷揚城の名は、「荷落ろし」(交易地)の場所に城地を定めたことに由来するといわれ、「落」の字を忌み、「揚」の字に改めたものといわれているそうだ。

大分府内城は日本100名城の94番である。

北二重櫓


天守台が見える。

慶長2年(1597年)、福原直高が築城を始める。

万治元年(1658年)、松平(大給)忠昭が府内藩主となる。

府内松平家六代藩主近儔(ちかとも)蓼太門の俳人の不騫。

本丸跡に廣瀬淡窓の詩碑があった。


   桂林荘雑詠示諸生

休道他郷多苦辛
 (い)ふを休(や)めよ 他郷苦辛多しと
同袍有友自相親
 同袍(どうほう)友有り 自から相親しむ
柴扉暁闢霜如雪
 柴扉暁に出れば 霜 雪の如し
君汲川流我拾薪
 君は川流を汲め 我は薪を拾はん

天守台に上る。


廊下橋を見下ろす。


西の丸から廊下橋を渡ると山里丸。

松栄神社がある。

2016年大 分に戻る