JR東海道本線熱海駅から徒歩2分のところに「尾崎紅葉筆塚の宿志ほみや旅館」がある。 |
明治30年1月から明治35年4月まで、読売新聞に記載された尾崎紅葉の小説「金色夜叉」は、当時空前の人気を博しました。 一世を風びしたこの小説のクライマックスの場面に熱海が設定されたことにより、金色夜叉の普及と共に一躍脚光を浴び、観光地として大きく飛躍をみたのであります。 あまねく天下に熱海の名を広め、熱海の発展に大きな力となった小説金色夜叉の作者、文豪尾崎紅葉先生の徳を称えた記念碑筆塚の中には、紅葉が生前使用した筆が祀られております。 また、紅葉は俳人としても一家を成し、数多くの句を詠んでいますが、柳暗花明「暗しとは柳に浮き名あさみどり」は特に愛唱された句の一つといわれています。句碑に刻まれた文字は、紅葉が遺族に残した自筆の掛軸から写しとったものです。
昭和29年1月 建立 |
「金色夜叉」の主人公間貫一のモデルは巖谷小波だったと考えられているそうだ。 |
泉質はカルシウム・ナトリウム−塩化物温泉(高張性・弱アルカリ性・高温泉)。泉温は78.1℃。pH8.0。 |
元禄3年(1690年)2月6日、伊賀の百歳子という人の家で詠まれたものといわれている。 |