うらをみせ おもてを見せて ちるもみち |
良寛和尚詠 形見とて何かのこさむ 春は花夏ほとゝきす 秋はもみし葉 |
元禄11年夏4月、徳翁良高和尚禅師円通庵を建立。二世雄禅良英和尚の代に円通寺と改む。三世蔵山良機和尚の代に第111代後西天皇の皇女宝鏡寺門跡紫景愛尼公の筆になる「円通寺」の寺号額を賜わり、現在も本堂正面入口に掲げられてある。以後高僧が相い継ぎ現在に至っている。なかでも九世鉄文道樹、良寛の師十世大忍国仙、永平寺五十世となり正法眼蔵の刊行を完成した十一世玄透即中など有名である。またこの地は円通寺をふくめて山全体が公園として、瀬戸内海の眺望は素晴らしい。 |