2010年長 野

仙祿湖〜碑巡り〜
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上信越自動車道佐久ICを出ると、佐久ICに隣接して仙祿湖がある。


 昭和20年(1945年)4月、東京小石川から長野県北佐久郡平根村に疎開していた佐藤春夫が仙祿湖と命名。

仙祿ハ淺間ノ麓淺麓ノ字音ヲ移シ仙祿ノ文字ヲ假リ名ヅケタモノデス

佐藤春夫の詩碑があった。


湖畔口吟

げに仙禄のめでたきハ
朝浅間の水かゞみ
夕風にほふさゞなミに
彩雲泛ぶ五千坪

 若山牧水の歌、五島茂・美代子夫妻の歌、佐藤春夫の詩が書かれた碑があった。



ひとの世にたのしみ多し然れども
   なしにしてなにのたのしみ   牧水

大正7年(1918年)の歌で、牧水の第13歌集『黒土』に収録されている。

昭和44年(1969年)、建立。

全国で57番目の牧水歌碑である。

大人のひとみ声音よみかへり来る
   如し信濃の大人のいしふみを訪ふ
 五島 茂

みともして見せまつらむと君いひし
   大夕焼よ皇子に妃の君に
 五島美代子

佐藤春夫の詩は、よく読めなかった。

国のさかりに人となり
くにおとろえて老となる
佐久の郡の漂泊を
わくらはにとふ人あらば
雲うるはしと答ふ(べ)し

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